残った痛みは自分で運動、努力、笑顔、

病に負けず少しでも良い方向に持っていく。

小栗徳子

こんにちは。私は小栗徳子と申します。昭和９年８月１２日生まれの満７４歳です。

年に一度の会合、楽しみにしております。　春の会合は交通の便の関係と、身体も充分でなかったので、欠席しました。先日の会合で皆さんにお会いでき楽しかったです。ただ、岩崎前会長さんにお会いできなかったのが淋しいです。岩崎会長さんには入院中に少しお聞きしておりましたが、奥様に連絡した時、お亡くなりになったことを知らされ、驚きました。　引継ぎの役員の方、大変でしょうがどうぞよろしくお願い致します。

入会して、５～６年、いや、まだ浅いかな？　私が始めて出席させていただきましたとき、多くの方が集まりました。そのとき手術後といわれているのに首が曲がったまま、字を書くのにも右手をとてもつらそうになさっている方とか、皆さんの苦しそうな姿を見て、手術なんてとんでもないと思いました。

でも、だんだん首が痛み、右手のきつい痺れに握力がまったく無くなりました。足の引き吊りに苦しみました。

１７歳から２７歳ガイドとして一日中立ち仕事

２７歳から３５歳子育て

３５歳から４６歳レストラン

４６歳から５９歳ブレーカー部品成型作業（指先に力を要する）

５９歳から着付け学院、花嫁衣裳打ちかけ帯結び（手指に力を要する）

などをしました。

　とにかく、仕事大好き、人の世話好き。充分満足な人生。一生懸命働くこと、働かせてもらえることに幸せを感じていましたが、そのご褒美がこんな形で・・・と思いました。

しかし、好きで働いてきて満足、子育ても満足、優しい主人に満足、こんな自分だから、

きっと良き方に導いてくださる・・・と先生を信じていました。そして集まるたび、米延先生や岩崎会長さん、またその他の役員さん　手術を済まされた方々のお話などを聞かせていただいておりました。

いよいよ自分もまったく仕事ができなくなり、主治医の先生から「今年には思い切って手術しなさい、あれから（いずれ手術しないと　とその心構えをしておくようにといわれ）１０年も過ぎ、この病気の手術が大変進んできたから決して心配いらない」と指示がありました。　それが平成１８年の１月末でした。

それから神経が痛み、平成１８年２月、胃癌、即入院。２月２３日、早期のため３分の２の切除の手術でした。３週間の入院にて順調でした（２月から３月）。同じ年の１０月１６日、指示通り、頚椎後縦靭帯骨化症の手術を受けました（４週間ほど）。　順調でした。　また年が明けて平成１９年３月、腰椎脊柱管手術。　同８月、転んで背骨にヒビが入ったため２週間入院。また年明け平成２０年２月２５日　腰骨骨折のため手術。人工椎体すべてチタン　スクリューにて固定。ＭＲＩ可能。　このときは少し日数がかりました。５３日間でした。　おかげさまにて元気にしていただきました。

主治医の先生、部長先生、周りの皆さんのお陰です。感謝しています。　自分が思っていたより何の心配もなく只ただ先生方に命を預け、安心して手術を受けることができました。こんなに楽に眠っている間に手術していただけるなら　あんなに苦しまなくてもっと早く　もっと若い元気なときに手術していたらまた働けたのにと思いました。

最後の手術が大きかったので少しまた立ち座るのが不自由ですが次々と手術は続き、また順調に良くなってきましたが、まだ完璧ではありません。それは当たり前。何十年もの年月で悪くなってきたからだ、手術したからとてすぐには良くならない、あとは使ってきた年の３分の１で頑張って、自分の努力で前向きに　しっかりと良くして行くように　自分に言い聞かせています。

現在の身体は（平成２０年７月の会報誌の１０ページ）に投稿された方とまったく同じ、腰足の痛み、右手親指もとっても痛みますが、このように手紙が書けるようになりました。

さて、今現在、手術に迷っておられる会員様には、もし先生からの指示を受けられた方なら、是非手術をなさってください。そのほうが今の苦しみから抜けられ、また、楽しい人生が送れますからお勧めします。少しでも若い元気なときにネ。

また、私のような年を重ねた者なら、術後、ゆっくり夫婦手取り助け合って残りの人生楽しむのもいいです。こんなゆっくりした気持ちで手術後を大事に一日も長く生きて生きたいですよネ。

少しずつ休みながらの文章でうまく書けませんが、これから手術される方の元気付けのためにも、私は明るく、前向きに、主治医の先生、部長先生、お世話になった看護婦さん、周りの方に　皆んなに喜んでもらえるよう努力します。

迷いは身体に悪いです。勇気を出して手術をなさってください。

良し悪しはその人、人の運です。私のように元気になれます。

残った痛みは自分で運動、努力、笑顔、病に負けず少しでも良い方向に持っていく。

できる限り、多くのお友達と逢い、趣味を楽しみ、前向きに。　一人になると涙になるからネ。

私は　カラオケ、ビーズ、習字、折り紙、大人の食事会、ボランティア、ボチボチいろいろ楽しんでいます。

毎日の散歩は主人と二人で、少しでも毎日の努力です。