会員の皆様こんにちは、始めまして。私は奈良県在住の“尾関”と申します。現在私の住んでいる近くの矢田寺では紫陽花が見ごろで、毎年多くの観光客が訪れ楽しんでいます。早速ですが私の体験談を語らせていただきます。

　OPLLの手術をして一年九ヶ月近くになりましたが、最初は左手、左足の痺れがあり、病院で診察を受けたときは詳しいことがわからなくて、ある日の診察で、「今日は首専門の先生がきてるから一度診察してもらったら」と言われ、その先生に診察してもらいましたら、「この病気は後縦靭帯骨化症といわれ難病に指定されている」。この話を聞いて頭の中が真っ白になり、わけのわからない病気、難病・・・その日から色々悩み、ある日保険所に申請書を取りに行ったとき難病センターの人に相談したら「今度、後縦靭帯骨症の人の会合があるから参加したら」といわれました。またその時に「大阪にOPLLの会がある」ということを聞き、早速に会のほうに連絡した時初めて前会長さんの岩崎さんを知り、それからは会長さんに色々とご相談、特に執刀医の先生のことでは「指導医の資格を持った先生」と言われ、私の主治医は資格を持っておられましたのでそのことを会長さんにお話したら、後日「その先生ならば大丈夫、手術後も通院が必要。大阪より近くの病院」とのアドバイスをいただき、現在の主治医の先生にお願いしました。本当に前岩崎会長さんにはお世話になり有難うございました。

　手術をしたのが十九年十月三日。　最初の一週間位は傷口は痛いしベッドの上で起きた時の“頭”の重たさ、これにはびっくり！！　二週間位してから歩行訓練、これが又こわくて・・・それからは毎日リハビリを繰り返し、十二月に無事退院。　三ヶ月位で肩の凝りが取れるとの説明を受けていましたが状態はまったく変わらず翌年五月から鍼に通い始めました。　そして現在に至っています。今の身体の状況としては、肩痛、首張り、首下げした時の張り（階段の降りはゆっくり）、左腕こわばり、左足違和感・・・等色々の症状が出ていますので、月一度の診察には通っていますがなかなか痛みなどが取れることがなく、現在に至っております。また昨年の十一月に微小の脳梗塞を起こし一ヶ月ほど入院しましたが、そちらの病気のほうの治療は現在薬を飲んでおります。二年たらずの間に二つの病気を経験し、なんで私はこのような経験をしなければいけないかと自分自身が情けなくなりました。今から思えば手術をしたのは還暦のときでした。　やはり“還暦と言うのは要注意”と言うのがわかりました。

しかし私もいつまでも病気のことばかり考えていても憂鬱になりますので、自分自身にいい聞かせ現在ホームヘルパー二級の資格を取りに通っています（八月まで）。　少しでも社会のお役にたてばと・・・。　また、四月の大阪城での桜花見会では皆様とお会いしお話ができたことは私に取って大きな励みになりました、今後も皆様方と日々頑張りつづけたいと思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成二十一年六月　　　　奈良県　尾関登喜夫