　白尾　馨　

暫らくご無沙汰致して居ります、体調如何でしょうか？

会長様を始めお役を引き受けて居られます役員皆様、誠にご苦労様で御座います。

今回7月の会報誌発行について、会員の体験談、日常生活等の投稿の呼びかけメ－ルにて拝見しまして不文ながら私の病歴や現状、そして自己の考え方等、記してみました、少しでも共感して下さる方いらっしゃるでしょうか？

私　昭和一桁生まれの若輩者？（気持ちだけかな）です。

職業は工業高校出身で建築のエンジニアそして生涯現役で、頑張る覚悟で居りましたが、30年前頃から肩こり、頭痛等悩まされ、あらゆる治療（外科、鍼灸、ｶｲﾛﾁﾂｸ、ﾏﾂｻ-ｼﾞ等）をしましたが、一週間位少し楽に成る程度で、職業病と思い頑張り続けて居りましたが、5年前手足の痺れを感じ、大病院で初めてのＭＲＩ、ＣＴで後従靭帯骨化症である事が分かり、その折この病気の初症は、30年近く前よりで、よく今まで我慢出来たなと言われ、間もなく手足の痺れ、腰のふらつきが出て、歩行困難に成り、最悪車椅子生活に成る覚悟で頚椎（弟2頚椎から弟6頚椎）手術をしましたが、首、手足の痛み痺れの後遺症は有りますが、幸い麻痺は無く、この上無い幸せを感じて居ります。

現在毎週2回のﾌﾞﾛﾂｸ注射、痛み止め点滴、首周りのﾘﾊﾋﾞﾘに通院加療して居ります、昨年末余りにも痛みが酷く再手術すべく入院しましたが、これ以上良くなる保証も無いので止めました、皆さん物は思い考え次第と思います、この世には自分より、もっともっと痛みや、苦しみ不幸な生活を余儀なくされて居る人々が大勢居られます。昔より上を見ればきりが無く、又、下を見てもきりが無いと言われます。　私自身は此の言葉通り、現状最高に幸せだと思い、体調に合わせ、自身の出来ることを楽しむ事にして居ります、此の病気は外部の人達に分からぬ時が、時々有ります、外見は元気そうに見え何処が悪いのですか？　とよく聴かれます。痛くて気分の悪い時、分かつて貰えない悔しさも有ります。でも此の辛さは、同じ患者しか、分かる人は居ませんよね？

どうか皆さん、今を、いや今日の日を大切に、強く明るく、前向きに、いつの日かこの難病が指定を除外される日が訪れる事を信じつつ。

そしていつの日か会員皆様と面談出来る時を楽しみに、今日も明日も、ず-と頑張ります。

皆様方のご健勝を祈りつつ。　　　　　　　　　　　　　　　平成21年６月吉日　　